昨日の自分を越えてゆけ

読書記録、ダンス、写真、雑多考察。日進月歩、なにか成長できる生活をしたい。

備忘録

 色々ありまして「病休なんかとった自分はなんて愚かなんだ!」とさんざん嘆いた結果、職場復帰のためにこうしてパソコンに定期的に触ることにしました。しかし資料を読み込むことも報告書書くこともできないので、リハビリ程度にブログをば。

 年内に結婚式を予定しているのですが、最近の一番の関心事は衣装よりも式場のアレンジメントよりも何よりも親族へ贈る言葉。あまり人といい付き合いができなかった(身内も含めて)私が、一体家族に何を言えるのだろうと思っています。「ありがとう」を伝える(正確には「伝わる」)って難しいですよね。言葉を選べば選ぶほどに取り繕ったようなかたちだけの響きになってしまう。

 憧れの母と。私は毛嫌いしていたけど、ずっと家庭を支えていた父と。自由気ままな弟と(私とはずいぶん違う気質で羨ましかった)。大好きな祖父母と。未熟な私を今も支えてくれる夫と義父母と。

 よーく考えて、秋になったら、いちばんいい言葉の花束を贈りたいと思います。

 あ、それ以外だと自分のドレス以上に夫の衣装に関心が向いているかな(笑)

 

 別の話題。

 高校生の時のことを思い出していました。正直自分は進路選択失敗したなと思っていたんです。進学校をうたってはいるが、授業態度は最悪(私の年代の子は荒れた子が多かった)周りの関心事は化粧やら恋愛やら、部活動もそこまで身に入らず、生徒会役員にはなったものの生徒総会にインフルエンザで出れなくて心が折れ。

 皮膚が弱いので顔中にきびがあって、高校生活を謳歌する同級生を羨ましく・・・というか自分を卑屈に思っていたんですよね。

 ただ、何かに影響されたのか忘れたのですが「私はここで勝負したいわけじゃない」と思った時があって、そこから彼女たちを意識することはずいぶんなくなりました。綺麗でないからなんだというのだ。彼氏なんか全然必要ない。自分は自分の専門分野をもって戦うんだ。彼女たちはぜんぜん違う世界の人間だと。残念ながらそのせいか高校生時代の知り合いはほとんど記憶にないけれども。大学受験も残念ながら成功したとは言えませんが、自分に自信を取り戻した大事なターニングポイントだった気がしています。

 いまはこの発想が少し変わって「私は誰かと勝負する必要があるのか?」に行きつきました。後付けの理由で現職に就きましたが、誰に制約されることもなく自由に夢を持つ子どもたちと一緒にいられることを僥倖であると思います。そして、いろんなことを知ってほしい。世界が広いことを知ってほしい。その中で思い切って自分の言葉で何かを伝える人になってほしい。

 言語が変わるのは面白いです。「愛しています」は気恥ずかしいが "I love you" を言うことはいかに容易いことか。

 話がずいぶん拡散したな。

 以前先輩に「お前の夢はなんだ」と聞かれたことがあります。まごついていたら「すぐ言えないようじゃあまだまだだなぁ」と言われました(ずいぶん酔っぱらっていて、すごく面白い先輩でした)。もう少しで私の夢が言えそうな気がしています。

 

 早く、仕事に戻らねば。