【ホストクラブ】アラサー芋女が初回に行ってみた。システム、金額、その他諸々。

　最近見つけた格安の美容室でカラー＆カットしてもらったら少年のようになりました。ちょっと前まで西内まりや似だったのに（似てない）。こんにちはみや子です。

　休職して挑戦したことが増えました。ずばり「ホストクラブに行くこと」！！･･･いや何してんねんって感じですね。いや、まじめな話、旦那さんが仕事に行っている間はひとりで時間を潰すんですよ。ずーっと。家事したり勉強したりゲームしたり（ゲーム機ないからひたすらツムツムしてます。おかげで200万点突破♡）･･･具合悪くて寝てるときもあるけど。電話とか来なければ旦那さんの帰宅まで一言も喋らない日もあります。これがけっこうしんどい。

　話し相手を見つけよう！どうせなら話のプロに構ってもらいたい！そうだホストだ！！みたいな短絡思考の果てに、この挑戦が決行されました。

　基本情報として、北関東某所（ほぼ埼玉県）都会じゃないけどお店が集まってて比較的賑やかな地域のホストクラブについてお話しします。お店は3件、全部で4回行ったんですけど、どの回も印象が濃すぎてひとつの記事では書き尽くせません。今回は初回で行ったお店の話。

 ★手っ取り早く初回内容を知りたい方は最後だけでOK

そんなにハードルは高くない！（初回料金など）

　私が行ったホストクラブは初回料金が安かった。1000円～2000円で90分、焼酎（鏡月）・カクテル・ソフトドリンクが飲み放題。下手に飲み屋に繰り出すより安上がりです。ホストクラブ未経験者の女性にも気軽に入ってもらうための、広く門戸を開く料金設定のようです。

　ホストクラブの情報サイトを調べると、割引キャンペーンが使えたりします。「地域名　ホスト」とかで調べると出てくると思うので、お店を探すついでに確認しておくと良いかもしれません。

　ただ、私の場合は初回に行き着くまで（そしてその後も）いくつも試練がありました･･･。

第一関門　営業時間が分からない

 　ホストさんに言わせると地方あるあるらしいんですが、一般的な居酒屋さんがやってる時間には営業してません。歌舞伎町とかなら飲み会の二次会ぐらいの時間に客引きしているようですが、旦那が飲み会で帰ってこない夜9時、ホストクラブの電気はつかないまま･･･。どこのお店も外観は店名の電光看板と重そうな扉だけなので、照明ついてないと「え、ここ何の店？」という感じです。その近辺をふらふらして開店を待つ私は傍目からすればもう不審者です。

　 仕方ないから近くのスナックに入り、そこのママにホストクラブに行きたかった経緯を話すと「あらやだぁ、12時過ぎないとオープンしないわよ！」と言われて白目むきそうになりました。ホストやってる友達にあらためて聞いたら深夜から朝方まで営業しているとのこと。風営法的にアウトじゃないの･･･？という疑問も湧きましたが、そこは胸の内に留めておきます。

　夜10時過ぎに寝てる私には縁がないところだ～！と嘆いたのですが、「朝8時ぐらいまでやってるから朝イチで行けばワンチャンあるかもよ」と悪魔（ホスト友達）の囁きを真に受けて、めっちゃ早起きして行きました。適応障害と睡眠薬の影響で朝起きれなかったのに、5時台に起きれたよ。ありがとう友よ。 

第二関門　システムに戸惑う

　旦那さんの見送りと自分の身支度、移動時間も含めて、入店はだいたい6時30分ぐらい。初回入店時に身分証明できるもの（運転免許証など）の提示を求められます。聞くところによると、提示できないと入店させてもらえないらしいです。

　「ご指名はありますか？」などと聞かれるのですが、初めてだし指名も何もないので、若干キョドりながら「初回なんですけど」と伝えました。その後席に案内していただくのですが「らぁっしゃいませぇぇぇぇ」とホストさんたちが一斉にドス声で言うのが怖くて面白かった。

　この日訪れたＡ店は、ドアを開けたらもう別世界で、暗めの照明、ギラギラしたシャンデリア、ガンガン流れる音楽、たちこめる甘い匂いに圧倒。うわぁ～～～これがホストの世界かぁ～～～！！！と緊張と興奮でテンションがおかしい。コの字型のソファ席に案内され、スタッフの方に初回コースのシステムを説明されました。

　先ほども書きましたが、この店は90分1000円。鏡月・カクテル・ソフトドリンクが飲み放題。この日出勤しているホストさん9名が順番に席に来るので、会話を楽しんでくださいとのことでした。ちなみにこの日払ったのは本当に1000円だけでした。言葉巧みに金をむしり取られることはないので安心しました。

第三関門　ホストの接客にビビる

 　スタッフの方にiPadを渡され「この子良いな～、という子はいますか？」と聞かれたので、写真を順番にスクロールしていく。いかにもＶ系スタイルで線の細いイケメンさんたちが並んでる･･･。なかにはジャニーズ系の可愛い雰囲気の子がいたりしました。一人だけゴリゴリのEXILE風の人がいたな･･･。名前と顔が一致しないうちに、線の細いお兄さんが席に来て「ご一緒していいですか～？」との声が。ついに！！これがホストか！！！感極まって上擦った声で了承した気がします。

　読んでくださっているところ申し訳ないのですが、ド緊張かつ一人のホストと10分程度しか話ができなかったため、話の内容はほとんど覚えていません。すみません。印象的だったのが、

• 最初に名刺を渡されるが、だいたい本物と顔が違う
• 距離が･･･近い･･･!!!!
• 短い時間ながらライン交換をお願いされる

　最初に席についてくれた子はV系顔の名刺よりふんわりした雰囲気をしてました（太っているわけではありません、細身です）。化粧っ気はすごくありますが、造り物というかお人形みたいな顔立ちで、こういう人と喋れるのは日常生活じゃありえないよなぁ･･･としみじみ感じました。口調もやわらかくて親しみが持てる子でした。

　その後ドンドン人が入れ替わっていきます。良いギャップもあれば悪いギャップもあって、さきほど話したゴリゴリのEXILE風イケメンの実物はラーメン屋の店主をしてそうな、なかなか恰幅の良い方でした。でかい口でガハガハ笑ってくれるのですが、なんだか笑いどころが合わないのが残念でした。閉店間際だもんな･･･きっと疲れてんだろうな･･･。

　あとはめちゃめちゃ距離感近い人がいました。え～恥ずかしいの～？とかなんとか言いながら膝頭とかおでことかくっつけたり腰に手を回されたりで恐ろしかったです。「肌綺麗だね～♡」とほっぺたつんつんされた時は「化粧しても隠しきれないんだよ！！その目は節穴か！！！」と思いながらも近すぎて口から内臓飛び出るかと思いました。

　何人か「よかったらライン教えてくれる？」と聞かれます。後述しますがこれは「お店に来てね」と営業連絡するためであって客に気があるわけではありません。事前学習で分かっていたのですが･･･私はあっさり教えました。日中はだれも仕事中で連絡くれないけど、ホストさんなら勤務時間違うから連絡くれそうだしね。実際、暇な時間に話し相手をしてもらえて助かっています。

第四関門　指名制度に戸惑う（送り？永久指名制？？）

 　挨拶からバイバイまでの10分程度✕9人であっさり90分が終わり、スタッフの方がまた席にやってきます。「送り指名を一人決めてください」と言われるものの「？？？」だったので説明が入ります。お話しした中で一人を決めて、そのホストさんにお見送りをしてもらうというもの。本指名とは違って指名料などのお金は取られません。すでに記憶があいまいな私は最初に席についてくれたはると君でお願いしました。後日確認したら売り上げ二位の子でした。びびった。

　二回目の来店ではたいてい本指名をするそうで、本指名を決めると他のホストさんには乗り換えができなくなるそうです。永久指名制というそうで、この日席についてくれたナンバーワンのホストさんが色々教えてくれました。お触り込みで（性的に、ではない）。

　でもあの短時間の回転で記憶も曖昧な中から一人を決めるなんて難しくない？？と思い、この店はまだ二回目には行っていません。

まとめと注意

　ということで、A店で学んだことをまとめます。

★初回は安い（1000円～2000円）

★身分証明できる物が必要（無いと入店できません）

★90分で飲み放題（鏡月・カクテル・ソフトドリンク）

　そこらの居酒屋に行くよりもお安く、かつイケメンと飲んで話せます。

★営業時間は深夜～明け方

　北関東某所（群馬県）の話です。

★短時間ながらその日出勤してるホストみんなと話せる

★店内が、ホストさんが、非現実的で面白い

★顔つき名刺をもらえるが本物は雰囲気違うことが多い

★お話中心の人、お触り中心の人など色々いる

　男性に免疫無い人は心臓飛び出るかもしれません。

★ラインを聞かれるが、気があるわけではない

　勘違い注意！

★二回目来店から金額が跳ね上がる

　後日談参照。用心を。

haccacandy.hatenadiary.jp

　余談ですが、体験入店後あるホストさんが「みや子のおうちに行きたいな～」という旨の連絡を連発してきました。旦那と保険屋以外の男性が入ったことのない我が家にホストを呼ぶのはさすがに躊躇われ、さきほどのホスト友達に相談したところ

友「それは枕営業というやつですね」

み「は？枕売るの？」

友「セ✕✕ス」

み「Oh... 」

　ということでお断りして良かったと心底思いました。あらためて言いますがホストに恋愛感情はありません。枕営業も店に来させるための営業です。本気にされませんよう。勉強になりました。